個人的な報告になりますが。
2015年ありがとうございました。
ミレニアムだなんだって盛り上がった2000年からもう15年が経つのですね。
そりゃ歳もとるわけだ。
2015年沢山の方々とお仕事させていただき、誠にありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
今年は波乱万丈な部分も往々にしてありましたが、常に冷静に対処して過ごせたなあと思います。
関わっているグループのことで言えば、びっくりさせるような事や、先を不安にさせるような事も多々あったかもしれませんが、この決断はその先を見越しての事であり、逆に言えば結果をしっかりと残してあの選択は間違いではなかったと思っていただけるようにしなければと、来年早々の目標として肝に銘じております。
この1年、楽曲提供や編曲、ミックスやマスタリングなどで多くのアイドルさんとお仕事をさせていただきました。(リリースされてないものも含めて、ざっと数えるだけでも7、8組)
さらに新規の案件で現在進行中のグループも5組ほどありまして、忙しいながらもありがたくお仕事させていただきます。
Qamに関しては自社のアイドルグループとしてマネージメントもやっておりますが、あくまで俺個人として本業の立ち位置は作詞家、作曲家、サウンドプロデューサーでありたいと思ってます。
というのも、他のグループさんの楽曲提供などのお仕事をすると、Qamを放ったらかしだとか、蔑ろにしているとか勘違いする方もいるのですが、そもそも俺は仕事で関わったグループみんなに売れて欲しいし、成功して欲しいと思ってます。
自社のタレントだろうが、他社のタレント様であろうが、そこに優劣なんてないですしすべて本気で仕事に取り組んでおります。
ただ仕事力が増えていけばいくほど、少しずついろんなところに迷惑をおかけする事にはなりますが、それは自分の力不足故ということであって、楽曲制作にかける想いに優劣はございません。
そこを誤解しないで欲しいなんて、この年の瀬にふと思いましたので、こんな風に書かせていただきました。
本当は新曲群などのこともブログでどんどんと解説したいと思っておりましたが、なかなかブログを書く事ができませんでした。
というのも実は、なんとLINE BLOGさんで芸能人としてオフィシャルブログを開設させていただく事になりました。(最初のデビューから気が付けば17年…)
ひょんな事から10月にこのお話をいただいたんですが、いろいろと忙しかったのもあって開設が遅れております。
2016年はそちらの方でブログをジャンジャン更新していければと思ってますので、どうぞお楽しみにしていただければと思います。
2015年、沢山の方々にお世話になりました!
来年も何卒よろしくお願いします!
良いお年を!
yUsUke
Qam1周年に寄せて。
はい。どーも。
ついに明日は1周年記念ワンマン、そして長谷川愛紗の卒業の日を迎えることとなりました。
自分の性格のせいなのか、愛紗の卒業が決まってからも特に感情的になることもなく、どちらかといえばQamのその先をどうしていこうか?といったことしか考えなかったので、まあ自分自身に対して「冷てえやつだなー」くらいに思ってたんですが、もしかしたら未だ現実味を実感していないだけなのかもしれません。
長く生きていれば、大切な人との出会いや別れなんて何度も経験していくし、そういった感情に対してどこか感覚が麻痺している部分もあるのかもしれませんね。
この1年でインストアライブを含めば222本。
3人時代からの本数ですので全員がそのステージに休みなく立ったわけではないですが、Qamとしての1年目の足跡です。
この1年彼女らと行動を共にしてきて、彼女らの成長を見守ってきました。
Qamとしてももちろん、メンバー1人1人も現状で満足しているわけではありません。
アイドルシーンの最前線で活躍している子達に比べれば、何もかもが足りてない状況。
2年目のスタートでもある明日、何を観せることができるか。
何を感じてもらうことができるか。
それが楽しみです。
明日の為に…というちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、今回のワンマンに向けて「StartingOver」という曲を書き下ろしました。
もうお披露目をした「Bring!Bring!Bring!」、先日告知されたカバー曲「THAT THING YOU DO!」に続いて、今回のワンマンに向けて用意した3曲目の新曲です。
今回増えた3曲は今までやってきたことからこの先のQamへと繋がっていく為の大事な3曲になると思います。
StartingOver
終わりは始まり。
これから出会う全ての人、そしていつか別の道に向かって歩み出す人に向けて。
yUsUke
SUMMER MOVIE E.P. 全曲解説 vol.4
ども。
最後になりましたSUMMER MOVIE E.P. 全曲解説。
vol.4になります。
最後は「ソラ」について。
これはQamプロデューサー工藤マサヤ作詞作曲の楽曲です。
マサヤから送られてきた仮歌(というか鼻歌?)に俺がコードをつけて編曲したものになります。
楽曲のメッセージ性に関しては歌詞を読んでもらえれば一目瞭然なので割愛。
というか是非改めて読んでみてください。
楽曲のアレンジに関しては、誰が聴いてもすぐにわかるレゲエサウンド。
途中ボブマーリーのフレーズまで引用するくらいなので、小難しいことは一切せずに分かりやすいくらいのザッツレゲエに仕上げました。
個人的には間奏で入ってくるPE-さんとRuppaさんのホーンソロが最高ですね。
ちなみにこのホーンソロはマジのアドリブ1発録りです。
SUMMER MOVIE E.P. は夏の初めから終わりを表すような曲の並びになっています。
改めて聞くとこの「ソラ」はこの時期にピッタリの楽曲かもしれませんね。
yUsUke
SUMMER MOVIE E.P. 全曲解説 vol.3
はい。
なんとか8月中には全部終わらせたい、全曲解説vol.3です。
ということでこのE.P.の表題曲「SUMMER MOVIE」になります。
この楽曲はその昔、Honeybee Rushというバンドが演奏していた楽曲をカバーしたいという工藤マサヤの提案からスタートしました。
昨年の9月13日の初ライブからパフォーマンスしている楽曲になります。
作者の想いなどはストロボサイダー高橋慶くんのブログで読むことができます。
ですので、ここではサウンド的なことを語りたいと思います。
まずはHoneybee Rushの音源を聴いた感想は当時の流行りの音だったなーという印象。
実はQamのSoundCloudで聴けたりします。
これを2015年verにブラッシュアップしつつ、Qamの色にしていくという作業。
BPM(いわゆる楽曲のテンポ)は原曲より少し下げました。
というのも当時のスカパンクというのはテンポの速い曲が多く、アイドルとして歌って踊るというところに注視した時にかなり難しいと判断した為です。
自分が担当するギターの音に関しては、素直に良い音で録ろうということだけ。
歪ませ過ぎず、太い音で録れたと思います。
ギターアンサンブルはなるべく原曲に近づけつつも、もう少し広がりを感じるアレンジにしました。
全体のアレンジに関しては、真ん中にギュッとつまったHoneybee Rushのアレンジと少し対照的に、左右、奥行に広がった音像を目指し、それが表現できたと思います。
俺自身も昔から楽曲至上主義なところがあり、1曲1曲に込めた想いがあったりします。
こうやって何年も前に関わった人達の想いを受け継いで活動できるということ。
Qamにとっても素晴らしく、そしてありがたいことだと思います。
Qamの楽曲は生楽器がふんだんに使われており、今後生演奏でカバーしてくれるバンドとかいたら嬉しいなーと思っております。
バンド楽曲をアイドルがカバーすることはあっても、その逆はないしね。
今回はそんなところで。
yUsUke
SUMMER MOVIE E.P. 全曲解説 vol.2
はい。どーも。
だいぶ間が空きましたが、全曲解説vol.2です。
今回は「good day!!(more good mix)」です。
この楽曲も3月の配信リリース時にいろいろと語っておりますのでまずはそちらを。
一度配信リリースしてるこの曲ですが、今回SUMMER MOVIE E.P. に収録するにあたって再ミックスしています。
more goodってのはまあ文法的には間違ってるんだけど、お気づきの通り(?)good dayと掛けてるのでその辺はご愛嬌。
冬から春にかけてのタイミングでリリースした楽曲を、夏に違和感なく聴けるようなミックスを心がけました。
具体的にはアコギのサウンド感だったり、ボーカルバランスだったり。
その辺りを重点的にイジってます。
音楽的なことを言えば1990年~2000年代のUKポップの様なサウンドを目指しました。
ブレイクビーツのループにアコギ、エレキ、ストリングスがメインで、アコギを録るためにコンデンサーマイクを新調したり、自分的にもいろいろと新しい挑戦もありました。
メンバー日向にリリックを書かせてラップにも挑戦させました。
レコーディングまではどうなることかと正直不安でしたが、上がってきたリリックと彼女のラップを聴いて良いものになるという確信を持てました。
そして今だから言えることなんですが、本来はサビだけではなく全英詩にする予定でした。
海外で話題になったらいいなー程度の考えだったのですが、目の前にいる人達に届かなかったら意味がないなと思い直し、最終的にはサビ以外は日本詩に戻しました。
この曲がQamにとってかなり大きな挑戦になったことと思います。
そしてこの楽曲を乗り越えたことで、彼女達の世界は大きく拡がったんじゃないかと。
3月に配信リリースしてから、7月のCD発売までに沢山のライブを経てこの曲はかなり成長しました。
メッセージというのは送り手と受け手がいて初めて成立するもの。
送り手というのはもちろんQamのことであり、彼女達がこのメッセージ性を理解してパフォーマンスしないことには誰にも伝わらない。
新しいこと、誰もやったことがないこと、言葉通りの意味であればそれをやることはそんなに難しくないと思います。
ただそれをきっちりとエンターテインメントとして成立させ、観た人に感動してもらうというのは本当に難しい。
この曲に込めた普遍性のあるメッセージが何年経っても誰かの心に残ったら良いなと思います。
yUsUke
SUMMER MOVIE E.P. 全曲解説 vol.1
どーも。
リリース、インストア、ワンマンライブと怒涛の日々も無事に済んだので、前にブログでちらっと言っていた全曲解説をしてみようと思います。
せっかくなので収録曲順でいきましょう。
今回は1曲目に収録されている「声は剣より強し」。
過去のブログ記事(声は剣より強し - yUsUke’s diary)でその生い立ちやメッセージ性に関しては触れているので割愛します。
今回はサウンド面について。
今回ギターにはフジゲンのオリジナルギターを使っております。
フロント、リアともハムバッカーが載っていて、ここ数年レコーディングメインで使ってるやつです。
歪みはリアで、クリーンはフロントで弾いてます。
いわゆる楽曲はパンクサウンドなんだけど、1音1音しっかりと太い音で録れたなーと改めて思います。アンプは実際のアンプではなく、DAWにGutarRigというソフトを走らせて録ってます。できれば実際のアンプにマイクを立てて録りたいところだけど、そこは時間と予算の削減ということで。
今回もリズム隊は毎度お願いしているshioRiちゃんとSHINYAくんなわけなんだけど、2人とも楽曲デモを渡した段階で「受け取ってくれる」だろうと信頼していたんで、アレンジに関しても細かいところの微調整位で済みました。
レコーディングも数テイクで終わり、やっぱり信頼できる方に任せるのはいろいろとストレスがなくて素晴らしいなーと改めて。
そして今回のRECからPE-さんとRuppaさんの生ホーンが入ります。
今まではシンセブラスが入ってた為、確かに煌びやかではあったもののraw感が弱く、「まあアイドルがパンクっぽいことやってる」というニュアンスだったと思います。
ここで生のホーン隊が入ることで一気にバンド感が増しました。
目指すところのQamのサウンドに到達できたということです。
彼女達が歌う「何処へだって飛んでいくから」というのは今は綺麗事かもしれない。
でもこの先、実現できるものだと確信しています。
どんなくだらない妄想や幻想でも、声にすることでそれが現実になる。
俺はそんな世界が好きです。
yUsUke